こんにちは、新潟雇用労働相談センター相談員の南澤です。
農業は、作業が天候等の自然条件に左右されたり対象が生物であるため、労働時間等の基準が適用されません。他産業では1日8時間週40時間という労働時間の上限がありますが、農業ではこの労働時間の基準に縛られず作業の状況にあわせて勤務時間を決めることができます。
勤務時間を決める場合には、長時間労働にならないよう注意する必要がありますが、最低賃金についても注意が必要です。
月給制の最低賃金の計算方法は、月給を1か月の平均所定労働時間で割ることになりますが、労働時間が長いと1時間当たりの単価が低くなってしまいます。例えば、月給16万円で1か月の平均所定労働時間が200時間だった場合、1時間単価は800円となります。新潟県の最低賃金は現在831円ですので、最低賃金以下となってしまいます。最低賃金以上とするためには、月給または勤務時間を見直す必要があります。
最低賃金はすべての労働者が対象となりますので、従業員の賃金が最低賃金以上となっているか確認してみてください。計算方法などご不明な点がありましたら、新潟雇用労働相談センターまでお気軽にご相談ください。
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